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一言でいうと昔の闇金よりも“手法がソフトになった闇金”のことね。
それってどういうことでしょうか?
それは確かにソフトというか、一般的にイメージする「THE 闇金!」とは印象が異なりますね。
どうして、闇金はそのように路線変更をすることになったんでしょうか?
まさか少子高齢化で怖い人が減っちゃったから、とかじゃないですよね?
それがそのまさか、なのよ。
ってそんな訳ないじゃない!
どうして、闇金はソフト路線に走るようになったのか?
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2つ目が、「2008年の最高裁判所の判決」なのよね。
何だか難しそう・・・
とても分かりやすい内容だから大丈夫。
ということで1つ目から行くわね。
貸金業法の改正がどうして闇金をソフト路線に走らせたか?だけど、ズバリこの通りなのよね!
- 貸金業法の改正で総量規制という正規の貸金業者から借りれるお金の額に制限が設けられた。
- 具体的には年収の3分の1までしか借りれなくなった。
- でも、年収の3分の1を超える額を借りたい人は沢山いてそんな人が闇金に流れた。
- それまで重度の多重債務者などが顧客だった闇金にとってこのように流れてきたお客は優良なお客さんだった。
- そういうお客さんがもっと欲しい為、金利を割引くなどをしてお客を集めた。(ソフト化!)
- 暴力的な取り立てを行わなくてもお金を返済してくれるし、優良な顧客には継続して取引をしてもらいたいから優しく対応するようになった。(ソフト化!)
- 返済が遅れても返ってくることが多いので、納得できる理由がある場合には猶予を持たせるなどの対応をするようになった。(ソフト化!)
そもそも総量規制というものは、多重債務者を出さないために作られた法律なのに、それがキッカケで闇金での多重債務という最悪な事態を招いているのは大変残念なことなのよね。
もちろん、総量規制の導入で多重債務者になる人自体は激減したのは間違いないから、誤った法律ではないけれども、裏ではこういう事態が起こっているというのも事実なのよね。
2つ目は「2008年の最高裁判所の判決」がキッカケで闇金をソフト化させた、という話ね。
- 2008年、最高裁判所で「相手がヤミ金である場合は元金すら返済する必要はない」という判決が出た。
- ニュースでも多数この話は取り上げられ一般の人にも広く知れ渡ることになった。
- これにより闇金は商売が相当やりにくくなった。
- 何故なら弁護士や司法書士に掛け込まれるとお金は回収不能になるからだ。そして闇金自体を廃業する者も増えてきた。
- 闇金はどうしたかというと、とにかく弁護士や司法書士に掛け込まれないように、目立たず、優しく、お客さんと良い関係を築くことを心がるようになった。(ソフト化!)
なるほど・・・・。
つまり、闇金から借りたお金は踏み倒してもOKという国からの正式なお達しが出たことで闇金はそうせざるを得なくなったのよね。
それまでの暴力的なやり方では生き残れないことを悟った闇金は“お客とイイ付き合い”をする為に頭を使うようになった、というところかしら。
ソフト闇金は優しい。 だからそこまで悪者じゃない!?
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どうしてもここまでの話を聞いていると強くそう思えないというか・・・金利も安くなって取り立ても優しくなっているんだったら別にそこまで悪質な存在じゃないような気がするのですが・・・。
確かに昔の闇金よりも金利は低くなって暴力的なこともしなくなったけれど、結局のところは従来の闇金と全く変わりはないのよ。
表面的な手法が変わっても目的は一緒なの。変わってないの。
全ては、違法に高い暴利を貪るため。
- 優しくした方がカモが集まる
- 少し金利を割引いた方がカモが集まる
- 優しくした方が警察や弁護士に掛け込まれる可能性が少ない
ユーザーも「ソフトで優しいから」と、闇金だと知った上で近づいていくこともあるのよ。
そして被害に遭う・・・。
そうですよね。
イイ人では絶対にないですよね。。。
一皮むけば、結局のところは従来の闇金と一緒。
今も昔も変わらず闇金は闇金。
とても悪質な存在なのよ。
これがソフト闇金の手口!こうやって利息を吸い取りつづける!
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何か特徴的な方法があるのでしょうか?
ズバリ、信頼関係を構築することに、とにかく注力してくるところね。
困っているのでしたら今回は多めに貸してあげようかとか。事情が事情なので審査はいらないよとか。
甘い言葉を掛けるなどして、いかにもイイ人だったり、親身な人を演じてくるんだ。
時にはお金の相談だけではなく、職に困っている人には働き口を紹介したりすることさえあるのよ。
えっ!?
それは意外というか、何というか・・・
確かに正規のカードローン業者では断られて決死の思いで連絡をしてきた人達だから、怖いイメージとは裏腹に優しくされると余計にコロッといきやすいのは分かりますね。
そ、そこまで気をつかうんですね!
とにもかくにも、ソフト闇金が最初に集中してやってくるのが、あの手この手を使っての信頼関係の構築なんだよ。
一にも二にも信頼関係ってやつ。
なるほどです。
で、でも、どうしてソフト闇金はそこまで信頼関係の構築に拘るのでしょうか?
簡単よ。
闇金側にとってメリットになるからよ。
それ以外の理由は無いわ。
信頼関係を築くことでソフト闇金側が得られるメリットって?
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- 警察・弁護士・司法書士などに掛け込まれなくなる!
- 金利が高くても我慢してくれる!
- 長期的に利息を払い続けてくれる!
なるほど。
闇金側にとって良いことづくしって訳ですね・・・。
とにかくまずは、警察や弁護士対策よね。
駆け込まれたら終わりな訳だから、やさしい言葉や甘い言葉を掛けて様子を見る。
そして本当に親身になって考えてくれている!ここだけは例外!という気持ちにさせてどんどん信用させていく。
中には、ソフト闇金の担当者を友達のように思い接してしまう人もいるのよ。
何となくそれに引っ掛かるの分かります・・・。
まぁ結局のところは、色々と理由を付けては元本を減らしてもらえず、ずるずると長く不当に利息を吸い取られ続けるんだけどね。
しっかりと弱みも握りつつ、甘い汁を吸えるところまで吸って吸って、吸い尽くし倒す。
これがソフト闇金のやり口なのですね 汗
これを読んでいる人には絶対に引っ掛からないで欲しいです!
ソフト闇金に引っ掛からない為の何か良い対策はあるのでしょうか?
一緒に考えてみようかしら?
よろしくお願いします。
対策の前に! そもそも本人に「ソフト闇金は絶対に利用しない」という考えがなえれば意味が無い
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とにもかくにも一番重要なのは、「ソフト闇金は絶対に利用しない!」という本人の意志よね。
というのも、こちら側で色々と対策を考えたとしても、本人の考えが「借りれるのであればソフト闇金でも良い!」というのであれば全く意味がないからよ。
具体的には?
いまの生活や考え方を改め、借金を解消していく道を歩むこと!
遊ぶ金欲しさに借金をした人って実は少なくて、生活が苦しかったり、色々な事情が重なってというのだと思うのよ。
でも、だとしても、受け止めなければいけないのは・・・・。
「あなたはもう民間の金融業者からはお金を借りられない状態にまで来てしまっている」という現実よね。
逆に言うと、「それってもう破綻してますよ」というメッセージだと言えるの。
その為には、どうしないといけないと思う?
借金の整理。
つまり債務整理をすべきよね。
具体的には以下の4種類の方法があるんだけど、どれを選ぶべきか?は個々人の事情によって異なるのよね。
詳しくはこちらのを見てもらったり、下記の相談窓口に問い合わせしてもらうのが一番よ。
なお、債務整理の費用が無い人の為に「生活福祉資金貸付」(一時生活再建費)という公的な融資制度も用意されているから、とにかく諦めないこと、面倒くさがらないことね。
債務整理の4つの方法
- 過払い金返還請求
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
利息制限法の上限(10万円で20%、100万未満で18%、100万超なら15%まで)を超えて支払っていた利息を取り戻すために行う手続き。一般的には弁護士や司法書士を通して手続きを行う。
その名の通り業者と任意の話し合いの上で借金の返済や額について交渉する手続き。借金を減額してもらったり、金利の引き直してもらったり、将来の利息の免除などを交渉する。弁護士や司法書士を通して行うことが多い。
裁判所に申し立てを行うことで税金以外の借入金をゼロにする手続き。弁護士や司法書士を通して行うのが一般的。
裁判所に再生計画を提出し、認められれば借金が原則5分の1になる手続き。残った借金は3年~5年の間で返済する。こちらも弁護士や司法書士を通して行うのが一般的。
借金・多重債務・債務整理の相談窓口
- 国民生活センター
- 日本司法支援センター 法テラス
- お近くの市役所や区役所の窓口
ソフト闇金に引っ掛かりたくない!そんな人が取るべき対策方法とは?
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優しい言葉や甘い条件には注意すること!
例えば融資希望額よりも多めに融資しても良いとか、今回は初回だから審査が甘いだとか、とにかく余りに条件が良すぎるときには注意が必要ね。
そもそもメジャーなカードローンでは審査に通らなかったのに、その業者だけは甘いことを言ってくるのにはやっぱり裏の目的があるもの。
裏の目的とは、「信頼関係を築いて利息を出来る限り長期にわたって取りつづけること」よね。
金融庁ホームページで登録貸金業者かどうかを調べること!
金融庁のホームページで誰でも簡単に調べられるのよ。
とにかくどんな言い訳をしてきたとしても、もうそこに載ってなかったら時点で完全にアウト。
ただし、載っていたからって安心しちゃダメ。
というのもそこに載っている業者だと嘘を付いている可能性も十分あるからよ。
事前に借入先の情報をネットなどでチェックすること
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口コミとか利用した人の感想をくまなくチェックすること。
なお、業者の名前だけではなく、担当者の名前、電話番号などで検索を書けると情報が出て来ることも。
知人、周りからの「良い業者」という紹介は疑うこと!
社長の友達は社長というのと同じように、お金で困っているの人の周りにはお金で困っている人が居るもので、そういった紹介を狙った上でさせているのよね。
とにかくお金に困っている知人や友人から「良い業者があってさぁ」というような誘いは100%怪しいと思って。
でもどうしてわざわざ紹介させるのでしょうか?
業者の目的は何なのでしょう?
ズバリ、狙いは相互間の責任関係の構築ね。
最終的に、自分のせいで「知人たちに迷惑をかけるのだけは避けたい」という日本人特有の心理を逆手にとって、勝手な動きを取れなくしたり離れられなくするのが目的なのよ。
そして長期間に渡ってその関係を継続させ、利息を取りつづける。
かなり悪質ですね・・・。
自分の返済が遅れることで知人に迷惑を掛けることは避けたい。
だから利息分でも返済する。
もしも本人から利息が取れない場合は、「あいつの返済を何とか助けてやってくれ」とばかりに紹介者などに利息だけでもと支払いを求める。
助けてもらった方は、恩を感じざるを得ないので次回は必ず返済しようと努力する・・・。
こうやってどんどん深みにハメていくのよね。
まとめ
最初にソフト闇金について軽くお話を聞いた時はそんなに悪くない存在かと思ったのですが、やっぱりこうやって教えて頂いたことでその怖さや狼狽さを知ることが出来ました。
教えて頂いたことは決して無駄にしないようにエージェント活動に励みたいと思います!
健全なカードローン業界の構築の為に!
良い心がけよね!
ぜひぜひ頑張りなさい♪
期待してるわ!






