JCBカードの料金を支払えない人へ!滞納後に起こる事&対処法を解説
JCBカード滞納 公開日:2017-02-07 更新日:2019-05-09
ミカサ
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もしくは、延滞金を返済したいけど、返済するためのお金が用意できなくて悩んでいませんか?
今回はJCBカードを滞納することで起きる出来事とその時に取るべき対処法について徹底的に解説します!(FP監修者からのアドバイスもあります)
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JCBカードを滞納するとどうなるのか?これから起こることを時系列で紹介
カードを滞納すると、以下の8つのことが起こります。
- 引落し日から4営業日前後でカードが利用停止になる
- 延滞の翌日から遅延損害金が毎日発生する
- 延滞から1週間前後で再引き落としの通知書が届く
- 再振替の期限までに支払いが無い場合、催促の電話が鳴り始める
- 信用情報が傷つきはじめる
- 延滞から61日後、信用情報が完全にブラック状態になってしまう
- 延滞から3ヶ月後、「会員資格喪失」の通知が届きカードを強制解約される
- 強制解約後、裁判所から支払督促状が届き、最悪の場合は差し押さえに
また、それだけではなく、信用情報がブラックになることで、新しいクレジットカードやローンの審査に通らなくなる恐れもあるんですよ…!
では、それぞれについて詳しくお話ししますね。
起こる事 その1引落し日から4営業日前後でカードが利用停止になる
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他のカード会社だと、もっと早いところもありますが、JCBの場合はシステムの都合上、通知に4営業日ほどかかるので、利用停止も引落し日から4営業日前後ということになっています。
具体的には、JCBの引落し日は毎月10日なので、14日前後にカードが止まることになります。
なお、公共料金や家賃、スマホ料金などをカード払いにしている人は要注意!
何故ならカードが利用停止になってしまうと、それらも同時に延滞状態となるからです。
起こる事 その2延滞の翌日から遅延損害金が毎日発生する
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気になるのは、どれぐらいの遅延損害金が発生するのか?ですが、JCBカードの遅延損害金の利率は「キャッシングが20.0%」、「ショッピングが14.6%」となっています。
仮に20万円の支払いを30日間延滞したら何円の遅延損害金が発生するのかを計算してみたので参考にしてみて下さい。
カードショッピング
20万円×14.6%÷365日×30日=2,400円
キャッシング
20万円×20%÷365日×30日=3,287円
何故なら、20万円という割と大きな金額を滞納したとしても、利息はたったの2,400円~3,300円程度だからです。
特にブラック状態は最悪で、一旦そうなってしまうと、以後5年間は、ありとあらゆるローンやクレジットカードの審査に通らなくなってしまうのですね。
世間一般で言う「大人の年齢」になって、住宅ローンやカーローンに通らない、クレジットカードの一枚も作れないとなると、相当不便で恥ずかしい思いをすることになります。
起こる事 その3延滞から1週間前後で再引き落としの通知書が届く
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再振替日は、使用している金融機関によって多少異なるのですが、同月の25日に設定されていることがほとんどですね。
それは何かというと・・・例え再振替日に料金を支払ったとしても、信用情報には延滞の記録を付けられてしまう点です。
というのも、便宜上、JCBでは再振替の制度を導入していますが、これはあくまでもJCB独自の制度であって、再振替日に支払えばセーフ(延滞にならない)という意味ではないからですね。
仮に再振替日の25日に料金を支払ったとしても、もう既に15日間の延滞をしていたことになるのです。
はっきり言って、楽天や三井住友などの審査が厳しいクレジットカードだと、強制退会の話が出てもおかしくないレベルですね。
再振替など待たず、自ら指定口座に振込むなどの対応を行いましょう!
起こる事 その4再振替の期限までに支払いが無い場合、催促の電話が鳴り始める
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具体的には、JCB債務管理センターというところから電話がかかってくるのですね。
まずは本人の携帯が鳴る
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まずは、カード契約時に登録した携帯電話に連絡が入るようになっています。
口調は至って冷静なもので、ドラマや映画であるような暴言や脅しなどは一切なく、いつ支払うことが出来るのか? いくら支払うことが出来るか? などのヒアリングが主になります。
電話に出ない場合には、自宅にも電話がかかってくる
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なお、その際、家族が電話を取ったとしても、JCBカードの料金が未納であることは言わないので安心して下さい。
というのも、法律にて、本人以外に滞納の事実を伝えてはいけないと決められているからです。
なので、電話を掛ける際も会社名は名乗らず、個人を装ってかけてくるのですね。
何故なら、よくわからない個人から毎日のように「〇〇さんはご在宅ですか?」と電話が入るため、家族に怪しまれてしまうからです。
こんな電話、どう考えても怪しいですよね?
もしかしたら、JCBの滞納であることはバレないかもしれませんが・・・
少なくとも、何か怪しいことをしているのではないか? 何か変なことに巻き込まれているのではないか?と心配するのが家族だと思います。
それでも連絡が取れない場合は、会社にもかけてくる
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なお、貸金業法の21条には「正当な理由なく勤務先に取り立ての電話をかけることは禁止」と書いてありますが、これはあくまでも正当な理由が無い場合のお話。
また、自宅の時と同じように毎日のように、謎の個人からあなた宛てに電話が入るため、こちらの場合も実質的にはバレたり、バレなくても相当不審に思われるのは間違いないでしょう。
起こる事 その5信用情報が傷つきはじめる
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何故なら、大切な信用情報に傷がつきはじめるからです。
実際に下記の画像を見てみて下さい。
これはJCBカードも加盟しているCIC(株式会社シー・アイ・シー)という信用情報機関から取り寄せたガチの信用情報です。
ズバリ、本来の引落し日に支払いが無かった場合には、信用情報に延滞の記録を付けられるのですね。
ズバリ、延滞を起こしてしまった場合には、ここに「Aマーク」を付けられてしまうのですね。
(ちなみに、正常に支払いがあった月には「$マーク」が付きます。)
そうです。これを見れば過去2年間、その人がJCBカードの支払いをまともに行っているのか?が一発で分かるようになっているのですね。
クレジットカードやローンの申し込みをした際には、どこの会社でも100%例外なく信用情報を取り寄せ、延滞の有無を確かめるので、Aマークが付いてしまうと必然的に審査に通りにくくなってしまうのです。
誰しも、延滞を起こしている人とは契約を避けたいので、審査が厳しくなってしまうのは、ある意味当然だと言えます。
起こる事 その6延滞から61日後、信用情報が完全にブラック状態になってしまう
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これは先ほどのAマーク(短期の延滞)とは深刻さが異なります。
ズバリ、サッカーで例えるなら一発退場のレッドカードを喰らった状態になってしまうのです。
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まともなクレカ会社やローン会社であれば、まず審査に通すことはないでしょう。
怪しい街金や闇金であれば審査に通る可能性はありますが、普通のところは通りません。
あとからどんなに謝ろうが、一括で滞納金を支払おうが、完済から5年間はブラック情報がずっと記録されたままになってしまうところ。
つまり一旦陥ったらアウト。
完済しても、以後5年間は、どのカードに申込んでも一切審査に通らなくなってしまうのですね。
いま持っている他社のクレカやカードローンなどが全て、最低でも利用停止、最悪の場合は強制解約の上、一括支払を求められる可能性があるのですね。
ズバリ、JCBで信用事故を起こしたということは、自社でも事故を起こす可能性が高いと判断されてしまうからです。
つまり、何が何でもブラック状態だけは避けなければいけないのです。
起こる事 その7延滞から3ヶ月後、「会員資格喪失」の通知が届きカードを強制解約される
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信用情報だけではなく、JCBが持つ自社のブラックリストにも載ってしまうため、二度とJCBにてカードが作れなくなってしまいます。
強制解約される前に自分からカードを解約できないか? と考える人もいますが、その場合は、当然残っている滞納金をすべて支払う必要があります。
起こる事 その8強制解約後、裁判所から支払督促状が届き、最悪の場合は差し押さえに
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大抵の場合は、3ヶ月以上滞納した後の一括請求になるので、なかなか大きな金額に膨らんでいることでしょう・・・。
もしも無視したり拒否してしまうと、強制的に財産を差し押さえることも可能に。
家や車だけではなく、銀行口座や給料も差し押さえられてしまうので、こうならないためにも早めに対応するようにしましょう。
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JCBカードの滞納金を支払えない人へ! まとまったお金を用意する方法
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なので、出来る限り早く滞納状態を解消した方が良いのですが、場合によっては金額が大きくまとまったお金を用意できないということもあるかと思います。
そういった場合は、ぜひ下記の記事を参考にしてみて下さい。
クレジットカードの資金が足りない人の為に、全部5つの金策の方法を紹介しています。
まとめ
JCBカードは国内でも海外でも利用できるカードなので、ついつい買い物や旅行などで必要以上にお金を浪費してしまいがちですよね。
でも、滞納してしまうと、お金を完済するまで催促の電話や手紙が届いて大変ですし、お金を用意しようと焦り、精神的に滅入ってしまうことも少なくありません・・・。
そのような事態を防ぐためにも、カードローンなどでまとまったお金を用意し、早めに滞納金を返済することをお勧めします。
以上、ミカサでした!
FP監修者からのアドバイスコメント
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