ACマスターカードのメリット・デメリットって何なの?【総まとめ】
ACマスターカード 公開日:2020-09-29 更新日:2020-09-30
ミカサ
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実を言うと、ACマスターカードは数あるクレジットカードの中でも人気のカード。
主な理由は、審査時間が最短30分と短かったり、カードの発行が最短即日で出来たり、他社とは異なる審査基準で審査に不安のある方にもおすすめといった点ですね。
ですが、カードローン会社のアコムが発行しているカードだけあって、やっぱり何かデメリットがあるんじゃないの? と思うのが普通。
ということで、今回は、ズバリ、「ACマスターカードにはどんなメリットやデメリットがあるのか?」を徹底調査。
他のサイトでは触れられていない点も拾い上げ、隅々まで解説しています。
目次
- ACマスターカードとは?
- ACマスターカードのメリット
- カードローンの基準で審査が行われる為、一般的なクレカと審査基準が異なる
- 即日審査・即日発行、最短60分でカードを受取ることが出来る
- クレヒスが無い人がクレヒスを積むことが出来る
- リボ払いにするか?一括払いにするか?を支払日の当日に決められる
- 支払方法をその都度、自由に選択することが出来る
- お財布の事情に合わせて、その月の支払金額を自由に調整することが出来る
- 年会費が永年無料
- ACマスターカードのデメリット
- リボ払いが基本、知識なく利用すると残高が膨らむ可能性が
- カードローンを利用した場合、住宅ローンの審査に悪影響を与える可能性がある
- 人に見せびらかすことが出来ない
- 選べるブランドがマスターカードのみ
- 申込は20歳以上から、18歳や19歳の人は申込不可!
- ETCカードや家族カードがない
- 海外旅行傷害保険やショッピング保険もなし
- ポイント制度や割引や特典などの優待サービスがない
- まとめ
そもそも、ACマスターカードって?
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こちらから説明。
ACマスターカードとは、三菱UFJフィナンシャル・グループに属し、主に貸金業などの事業を行っている「アコム(株)」がMasterCardから1998年7月にライセンスを取得し、1999年4月から発行を行っているクレジットカードのこと。
| ACマスターの基本情報 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 申込資格 | 20~69歳で安定した収入があること。主婦・学生でもバイト・パートなどで安定した収入があればOK | ||||||||
| 年会費 | 永年無料(2年目以降も無料) | ||||||||
| カードブランド | マスターカード | ||||||||
| リボ払い時の手数料率 | 年10.0%~14.6% (ショッピング枠) |
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| 遅延損害金の料率 | 年14.6% | ||||||||
| 限度額 | 300万円(カードローンと合せると800万円) | ||||||||
| 支払日 | 毎月6日 | ||||||||
| 支払い方法 | アコムATM、提携ATM(コンビニ・銀行)、口座振込、口座振替、収納代行 | ||||||||
そのことから、「アコム=カードローン業者」というイメージが強いと思いますが、それはその通りです。
そんなアコムが発行するACマスターカードにはどういったメリット・デメリットがあるのでしょう?
そんなアコムが発行する「ACマスターカード」には果たして、どういったメリット・デメリットがあるのでしょう?
まずは、メリット面から見て行きたいと思います。
メリットその1.カードローンの基準で審査が行われる為、一般的なクレカとは審査基準が異なる
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ですが、当サイトに寄せられたアコムの口コミ、ネット掲示板での書き込みや体験談を見る限り、審査が不安な方にもおすすめできるのは間違えないですね。
一般的にクレジットカードの審査では、年収の他に、勤続年数や勤務している会社の規模、居住年数といった、いわゆる「属性情報」というものも重要視しています。
つまり、収入が合格ラインを超えていても、勤続年数や会社の規模、居住年数などが不利であれば、不合格になることもあるのですね。
もちろん、アコムでも「属性情報」はチェックしますが、あくまでも重要視しているのは、「現在の収入」だと言われています。
(人によっては、見ているのは現在の収入のみという人も!)
実際、当サイトの口コミを見て頂ければ分かる通り、アルバイトやパートの方…しかも、年収72万円や90万円といった方でも審査に通っています。
もちろん、全ての方が同じような結果になるとは言えませんが、審査に不安な方、他社で通らなかった方は積極的にチャレンジしても良いと言えます。
メリットその2.即日審査・即日発行、最短60分でカードを受取ることが出来る
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他にも、即日発行が可能なクレジットカードはあるのですが、それらと比べても、ACマスターは頭10個分ほど抜きに出ていると言えます。
具体的には、受け取れる店舗数が圧倒的に多いところ。
それに対してアコムは、607店舗(店頭窓口と自動契約機を合わせた店舗数)と圧倒的。
しかも、アコムの場合は、全都道府県をカバーしていて、最も少ないところでも最低2店舗は出店しているのですね。(富山県、福井県、鳥取県、島根県、徳島県)
三越・伊勢丹やマルイの場合は、店舗は首都圏に集中しており、地方でも相当な大都市じゃないと店舗が無いのが実情です。
残念ながら、即日発行は諦めるしかないのですね。
何故なら、受け取れる店舗が無いからです。
それに対して、アコムの場合は「全国607店舗&全都道府県カバー」ですから、ほとんどの人にチャンスがあると言えます。
しかも、審査最短30分、カード発行最短60分とスピードもメチャクチャ早い。
「自動契約機」の営業時間も21時迄ですから、仕事が終わってからでも間に合わせることが出来ます。
メリットその3.クレヒスが無い人がクレヒスを積むことが出来る
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その為、通常、クレジットカードを持つことが難しい人でも、クレヒス(信用情報におけるポジティブな利用履歴や記録)を積み上げていくことが可能なのですね。
もちろん、延滞を起こした場合には、逆に、ネガティブな記録が信用情報に残ってしまうので気を付けなければいけませんが、それさえ注意しておけば、良質なクレヒスを溜めていくことは簡単です。
何故なら、本人以外の第三者が信用情報を取り寄せても、利用している会社名やカード名は一切公開されないからです。
この場合は本人が取り寄せたものなので、アコムという名前が載っていますが、第三者が取り寄せた場合には、名前は伏せる形で、契約の内容や支払いの状況のみが公開されるのですね。
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ただし、ACマスターカードのカードローン機能の利用には要注意。
何故なら、会社名は分からないものの貸金業者から借入をしたという記録が信用情報に残ってしまうからです。
もちろん、カードローンの利用履歴が残っていたら100%アウトという訳ではありませんが、気になる人は、コチラの記事を参照してください。
カードローンに対する銀行のお概ねの判断について解説しています。
メリットその4.リボ払いにするか?一括払いにするか?を支払日の当日に決められる
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リボ払いが基本というだけであって、実は一括払いもリボ払いも自由に選ぶことが出来るのですね。
しかも、アコムの場合は、この決定を「支払日当日」まで引き延ばすことが可能。
ACマスターカードの場合は、支払日の当日まで判断を引き延ばすことが出来るのです。
以下にて、一括払いで支払う場合とリボで支払う場合の手続きについて説明しておくので参考にして下さい。
一括で支払う場合
その額を支払日である6日に一括で支払えばOK。
これにて自動的に1回払いとなるので、クレジット手数料(リボ払い手数料)はかからなくなります。
リボにしたい場合は?
最低支払額さえ支払えば、残りの分は自動的にリボ扱いとなり、翌月以降に繰り越されることになります。
(※1) 最低支払金額とは?
支払残高に「一定の率」(2%~4.2%でカードの限度額により異なる)をかけて計算する「その月に支払わなければならない最低限の金額」のこと。
自分で計算する必要はなく、マイページのWEB明細で簡単に確認することが可能です。
なお、概ねの最低支払金額としては、10万円の支払い残高がある場合で「5,000円」、50万円の支払い残高がある場合で「15,000円」ほど。
メリットその5.支払方法をその都度、自由に選択することが出来る
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例えば、仕事の都合などに合わせてコンビニのATMで支払ったり、銀行のATMで支払ったり、ネットバンクで振込んだりと、その時々の都合に合わせることが出来ます。
支払日である6日に、好きな方法で支払えば良いのですね。
コンビニや銀行のATMでの支払いも簡単で、カードをATMに差し込むとメニューが表示されるので、その中から支払いボタンを押すだけ。
手数料の有無や対応時間についても掲載しています。
| 支払い方法 | 手数料・対応時間 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ネットバンキングからの振込(Pay-easy) | 手数料無料 24時間対応 |
||||||||
| アコムのATM | 手数料無料 24時間対応 |
||||||||
| 店頭窓口(有人窓口) | 手数料無料 平日9:30~18:00 |
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| 口座振替 | 手数料無料 毎月6日 |
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| 提携金融機関のATM(三井住友、三菱UFJやコンビニATMなど) | 有料 1万円以下の支払い時は110円。1万円超の場合は220円 |
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| 銀行振込み | 有料(使用する銀行に応じた振込手数料が必要) | ||||||||
メリットその6.お財布の事情に合わせて、その月の支払金額を自由に調整することが出来る(事前の申請不要)
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また結婚式やお葬式などで予想外の出費が重なることもあるでしょう。
そんな場合にも、ACマスターは対応しています。
しかも、余裕がある時にプラスして支払う金額も、本人の自由に決められます。
1,000円でも5,000円でもOK。
事前申請も不要で、その時々の事情に合わせて、金額を決めて支払えば良いのですね。
メリットその7.年会費が永年無料
またクレカの中には、たまに「初年度だけ無料」というものもありますが、ACマスターの場合は、永年無料。
特に無料になるための条件もなし(年間〇〇円以上のショッピングが必要など)で、2年目、3年目以降も無料になります。
ACマスターカードのデメリット
それに対して、デメリットにはどういったものがあるのでしょうか?
デメリットその1.リボ払いが基本、よって知識なく利用してしまうと、残高が膨らんでしまう可能性がある
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ですが、リボ払いが基本のカードであるのは間違いないので、こちらのデメリット編でも取り上げることにしました。
気になるのは何故そうなるのか? という理由ですが、ズバリ、言ってしまうと…
「借金をしているという感覚が鈍ってしまうから」です。
詳しく説明しましょう!
前月の利用額が3万円であれば3万円、5万円であれば5万円。これは当たり前の話ですよね?
当然、自分が使った通りの金額が請求されている訳ですが、多くの方は、びっくりすると共に、「もっとカードの利用を控えなきゃ」と思うはずです。
つまり、カードを1回払いで使っている限りは、このように「自制」というものが効きやすいのですね。
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というのも、リボ払いの場合は、前月の利用額がそのままそっくり請求されるのではなく、あらかじめ決められた一定額のみが請求される仕組みになっているからです。
こうなると、人間というものは、まだまだ大丈夫というように考えてしまうものなのです。
何故なら、実際の支払いは7,000円の為、それほど痛みを感じないからです。
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なので、ACマスターを検討している人も、出来ればリボではなく、一括払いで利用することを個人的にもお勧めします!
デメリットその2.カードローン機能を利用した場合、銀行のローン、特に住宅ローンの審査に悪い影響を与える可能性がある
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ですが、カードローン機能を利用した場合には、悪い影響が出ることがあるのですね。
特に銀行は、カードローンの借入履歴がある人を嫌う傾向にあります。
理由は、カードローンというハイリスクな商品に手を出しているからです。
その為、カードローンの利用履歴がある人は銀行からの評価が低くなり、住宅ローンなどの審査に通らなくなることがあるのですね。
あくまでも一般的なものにはなりますが、以下にて、「カードローンの利用に関する銀行側の判断基準」をまとめてみたので、気になる方はチェックしてみて下さい。
| 現在の状況 | 審査判断 | 備考 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リアルタイムで借入あり | × | 審査通過NGというところが多数派。ただし完済することを条件に審査に通してくれるところもある(利用履歴や利用頻度、借入額にもよる。) | ||||||
| 過去に利用したが完済済み | 〇 | 完済済みであればOKというところが多数派。ただし、「延滞などを起こしていた場合」や利用履歴から「へヴィーユーザーであると判断された場合」はNGとなることも。 | ||||||
| 借入を一度も行っていない | ◎ | カードローン機能付きのACマスターを持っていたが、一度もキャッシングを行っていなければ、全く影響なしというところが多数派。 | ||||||
ACマスターカードの特性上、必ずカードローン枠も設定されることになりますが、枠が存在しても使わなければ利用履歴は一切残らないので、住宅ローンの予定がある方はクレジット機能だけを使うようにしましょう!
デメリットその3.人に見せびらかすことが出来ない

さすがにそういった時には「私はACマスターカードを使ってるよ」なんてことは言いにくいですよね。
なので、確かにそういった面もデメリットの1つになるよなぁとは思います。
本物のACマスターカードの券面

ただ、カード本体を見せて、「これってACマスターカードだ!」ということが分かる人は、ほとんどいないです。
なのでそこまで大きなデメリットではありませんが、万が一ということもあるので、知り合いや身内、友達の前ではむやみに見せびらかさないのが良いかもですね。
デメリットその4.選べるブランドがマスターカードのみ
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ただ、マスターカードは「VISA」に次ぐ世界シェア第2位の国際ブランドなので、カードを使用するにあたって不都合や不便なところが出てくることは無いと言えます。
実際、マスターカードは世界中の約3,810万店で使用することが可能となっています。
もちろん、海外でも問題なく使用することが出来ますよ。
デメリットその5.申込は20歳以上から、18歳や19歳の人は申込不可!
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20歳以上であれば学生でも申込可能なのですが、20歳未満は問答無用でアウトなので、その場合には他のカードを検討する必要があります。
デメリットその6.ETCカードや家族カードがない
特にETCカードは、デメリットとして大きく、ETCカードが欲しい場合には他のクレカに申込むか、カード審査不要のETCパーソナルカードに申込む必要があります。
なお、どうしてもETCカードが必要な方は以下の記事を参考にしてください。
デメリットその7.海外旅行傷害保険やショッピング保険もなし
クレジットカードで購入した商品の盗難や破損に対して補償が行われる「ショッピングガード」と呼ばれる保険。
一般のクレカでは、これらが無料もしくは有料で付くのが主流ですが、ACマスターの場合には用意されていないのですね。
まぁ使う頻度も、ほぼほぼ無いのですが、やはりお得度としては下がってしまいますよね。
デメリットその8.クレジットカードでは、もはや当たり前のポイント交換サービスがない
また、カードを見せたり、利用することで、飲食店で割引を得られたり、遊園地や施設の入場料が割引になったり、記念品が貰えたり、という特典や割引もメジャーなものですが、ACマスターにはそういった優待サービスもありません。
ACマスターカードの申込はコチラより

| 国際ブランド | MasterCard |
|---|---|
| 最高 限度額 |
10万~300万円 (ショッピング枠) |
| 審査時間 | 最短30分 |
| 発行スピード | 最短即日 |
| キャッシュバック | 利用額の0.25% |
| 入会金・年会費 | 無料 |
- 通常のカード会社とは違い安定収入の有無などの独自基準で審査
- 他社で審査落ちした人でも発行できた事例が多数あり
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まとめ

メリット・デメリット、それぞれありましたが、デメリット面として大きかったのは、「リボ払い」の件と「カードローン利用時に信用情報に履歴が残る」という点でしたよね。
ただし、どちらも対策法があり、リボについては一括払いで支払うこと、信用情報に履歴が残る件については、カードローン機能を使わないことで、それぞれ無害化することが出来ました。
特に、審査面に不安が残る人にとっては、非常に魅力のあるカードだと感じられたのではないでしょうか?
デメリットはあるもののそれぞれ回避方法もあるので、ACマスターカードを検討している人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
以上、ミカサがお伝えしました。




